結婚ビザ、配偶者ビザを入管に申請するに当たっては、いくつか重要なチェックポイントがありますが、その中でも、「配偶者とはどのように出会い、交際し、結婚に至ったか」は特に重要です。昨今、日本人同士の結婚でも、インターネット上の婚活サイトが出会いのきっかけとなっているケースは多いと思います。ひと昔前は、入管の配偶者ビザ申請において、出会いのきっかけが婚活サイトだったため、とても厳しい審査を受けたことがあります。今は、「出会いのきっかけが婚活サイト」でも許可をいただいています。ただ、その出会いから結婚までどのような交際をしてきたかとても重要で、当然に審査されます。
また、出会いのきっかけが「夜のアルバイト」であることもあります。このようなケースでも、入管に対して嘘をつかず正直に説明することが大切です。当事務所では、このようなケースでも許可をいただいております。さらに、「年の差」を気にされる方も多いのですが、年の差は何歳以内なら許可されるというようなことはなく、結局は総合的に判断されることになります。
一方、「収入等」の生活の安定面は若干シビアに審査されている傾向にありますので、注意が必要です。
そして、最も大変になるのが、氏名や生年月日を偽って日本に入国した経歴があるケースです。この場合は、過去の違反の状況を正直に述べ、現在の氏名や生年月日が正しいという証拠書類を提出していかなければなりません。厳しい審査になることを覚悟して申請していきます。
ケーススタディ
(状況)
- 出会いはインターネットの婚活サイト
- お相手の国に2回ほど訪問し、本人や両親と会う
- その後も、メールやスカイプで交際を継続
- 交際中に、お相手の国を2回ほど訪問
- 結婚のため、お相手の国を訪問
- 結婚手続き完了
(対応)
- 入国管理局へ認定申請
- 2カ月ほどで「認定証明書」が到着し、無事に結婚ビザ1年を取得
(当事務所の料金)
・当事務所の報酬 89,000円
*申請書類(経緯書含む)作成、ビザ認定申請代行